〒034-0093
青森県十和田市西十二番町14番8号
TEL:0176-23-5121(代表)
十和田市立中央病院の理念である「いのちを見守り、いのちをささえ、いのちをつなぐ」医療の実践とは、 科学的に有効な治療やケアをより確実に、より安全に行い、連携医療機関や介護事業者、その他の事業体と協力して、 地域住民ひとりひとりの生活をささえていくことです。
これを実現するためには、「自分たちの医療サービスが質の高いものであるかどうか」、 「課題があればそれが改善に向かっているか」を客観的に評価しつつ、医療サービスの内容を継続的に見直していくことが重要です。
当院では2013年度から 医療の質 指標 (QI) の計測を開始し、その変化を観察したり、 同様の計測を行っている全国の医療機関の傾向を参考にしたりすることで、医療の質の維持と向上に取り組んでいます。
当院の年度別の指標の推移と参考値
2016年度~2020年度の当院の指標値の推移を掲載します。
※参考値は、日本病院会QIプロジェクト参加病院(2020年度は348病院)の2016~2020年度の中央値です。■地域医療への貢献に関する指標
救急車の受け入れ状況を示します。 |
「紹介率」は、他の医療機関からの紹介で当院を初診した患者さんの割合です。
「逆紹介率」は、当院から他の医療機関に紹介した患者さんの割合です。
これらの指標の意義については、『紹介・逆紹介は何のため?』をご覧ください。
|
紹介・逆紹介は何のため?
紹介・逆紹介は何のため?
「紹介・逆紹介」は、患者さんひとりひとりの状態に応じて、
病状が安定してきているかたは地域の医療機関と連携して療養を続け、
より高度な治療が必要なかたはさらに専門的な体制をもつ医療機関と連携して治療を続けるための仕組みです。
「紹介・逆紹介」がスムーズに行われない地域では、少数の医療機関だけがいっそう混雑してしまったり、 その病院でなければできない検査や治療を必要とする患者さんに十分に医療サービスが行き届かなかったりする問題がおこります。 当院では、通常の紹介状のほかに、患者さんご本人の同意をいただいたうえで、 当院での詳細な診療記録を紹介先のお医者さんがすべて閲覧できる仕組みを整備し、 地域全体で患者さんを支える取り組みを進めています。 |
■診療行為についての指標
急性心筋梗塞に対して、科学的に有効性が明らかな診療を組み合わせて実施している割合です。 ※計算の概略を示すものです。正確な定義は日本病院会QIプロジェクトホームページをご参照ください。 |
脳卒中に対して、科学的に有効性が明らかな診療を組み合わせて実施している割合です。 ※計算の概略を示すものです。正確な定義は日本病院会QIプロジェクトホームページをご参照ください。 |
小児喘息発作の治療と管理に広く有効性が認められている、ステロイド薬の全身投与を行った割合です。 |
糖尿病治療薬を使っている患者さんのうち、血糖値が「可」とされる基準よりも低く保たれている割合です。
|
■医療安全・入院管理についての指標
入院患者さんの転倒や転落が報告された割合です(単位は1000人日あたり)。 |
入院中の褥瘡(じょくそう:いわゆる床ずれ)の発生率です。 ※計算の概略を示すものです。正確な定義は日本病院会QIプロジェクトホームページをご参照ください。 |
<<参考値の出典>>
日本病院会QIプロジェクト
https://www.hospital.or.jp/qip
全国自治体病院協議会 医療の質の評価・公表等推進事業
https://www.jmha.or.jp/jmha/contents/info/137
■抗菌薬適正使用支援に関する指標(2021年度)
|