〒034-0093
青森県十和田市西十二番町14番8号
TEL:0176-23-5121(代表)
当院は、人口約17万人を抱える青森県東部・上十三地域の2次医療圏を支える中核病院です。 上十三地域は西に十和田湖や奥入瀬渓流、八甲田山系を有する十和田市を中心に、東にはアメリカの香り漂う三沢市と六戸町が隣接し、 北には陸奥湾と太平洋を遮る下北半島の付け根を担う野辺地町・横浜町・六ヶ所村、小川原湖を持つ東北町、歴史とスキーの七戸町など、各々個性的な自治体が連なり、歴史を繋いできました。 昔からの面影を残して、大自然と触れ合いながら、人々がゆったりとした流れの中で暮らしを営んでいます。
当院の理念は、命を見守り、命を支え、命をつなぐ医療の実践です。地域の住民の皆様が安心して暮らし、生きることができる地域社会を構築するために、 医療、福祉、介護、行政と地元の住民の連携のもと、外傷や内因性疾患を含む2次救急までの急性期医療に重点を置き、 各種のがんや精神疾患をはじめ、在宅訪問診療にも積極的に取り組んでいます。 今春には認知症高齢者施設で発症したコロナウイルス感染症も経験しましたが、職員の献身的な努力によって、市内への拡散を食い止めることができました。
当院の初期研修は、研修医の定員が6名と比較的少ないため、各診療科の指導医と良好な師弟関係を早くから築くことができます。 その人間関係を起点にして、EBMに準じた治療法、カテーテル挿入や穿刺、内視鏡、比較的簡単な手術手技などを早期に経験し、身に付けることができます。 院内発表や学会発表にも力を入れており、同時に、多職種が関わるチーム医療や医師としてのプロフェッショナリズムについても研修します。
学生の皆さん、素晴らしい大自然に囲まれた環境で、熱意ある当院のスタッフとともに働きませんか? 実りある研修医生活が、皆さんを待っています。
(院長 髙橋道長 東北大学卒)
十和田市立中央病院は、昭和33年、十和田市が三本木病院を買収し、72床で開院しました。 その後、昭和38年に216床に増床し、平成2年には一般病床375床、精神病床100床、結核感染症病床17床と、全体で492床まで増床されました。 その後、地域の人口減少が始まるとともに、病院の集約化と機能分担を求められることになり、平成13年に、新病院構想が企画されました。 そうして平成20年に、一部の旧病棟(別館:精神病床50床、感染症病床4床)を残したまま、そこから80m離れて、一般病床325床(本館)、全体で379床の新病院が竣工しました。
病院の機能についてみると、上十三地域2次医療圏の中核病院として、早くから救急診療体制を重点的に整備してきました。 さらに第二種感染症指定医療機関(県内7病院)・災害拠点病院(県内9病院)・基幹型臨床研修病院(県内12病院)などの機能を整え、新病院竣工前にすでに指定されていました。 また最近、地域がん診療病院、地域医療支援病院としても承認され、地域の医療施設と協力しながら、救急患者や癌患者を中心に診療しています。 本館には、最新の放射線治療装置(トモセラピー)が稼働しており、外来化学療法も積極的に取り組んでいます。 循環器内科では、PCIに加えて、不整脈治療のablationも導入しており、外科では、腹腔鏡手術を多くの疾患に対して行っている他、血管外科の診療も始めました。 上記の2科に加えて、病院を支える重要な診療科である総合内科・消化器内科・脳神経外科・整形外科・メンタルヘルス科はスタッフが3名以上と充実しており、 一般診療はもちろん救急疾患に対する備えもしっかりしており、年間平均2300台の救急車を受け入れています。 スタッフが2名以下の診療科(泌尿器科など)もスタッフも、救急疾患には速やかに対応し、研修医教育には総じて熱心です。
初期研修医は現在11名で、その多くは弘前大学出身ですが、関東からの研修医もおり、お互い切磋琢磨して研修に励んでいます。 当院では一つの診療科で研修医が同時に多人数で研修することはほとんどなく、指導医と良好な関係を築くことができます。 様々な侵襲的手技や手術に関しても、1年目から経験してもらっています。
【プログラムの特徴】
二次医療圏の中核病院として、豊富な症例を経験でき、プライマリケア、専門的医療、救急医療、精神医療、緩和ケアを含めた包括的がん医療について研修します。
2年間で計36週の選択期間があり、比較的自由度の高いローテーションプログラムを作成することが可能です。また、1年目同士が同一診療科をローテーションしないよう配慮しており、1人あたりの症例や手技が一定数以上確保できるようにしています。
救急室においては、研修医が上級医の指導、アドバイス等を受けながら全科当直を行います(1,2年次は副直)。
各診療科では、指導医、上級医、後期研修医が将来志望診療科へ進むためのアドバイスなども診療を通して行っています。
長い選択期間を利用して、多くの診療科を経験し、将来専門とする診療科を検討・選択するためのローテーションをすることもできますし、既に決めている将来志望診療科を2年目で長く選択し、深みのある研修内容を目指したローテーションとすることもできます。回診、術者・助手、術前・術後管理、検査、単独当直、オーダーなど、研修医が自ら頭と体をフルに動かし、臨床医としての基本的な臨床力を実践で身に付けることができます。
研修医による症例発表・勉強会(月1~2回)、CPC、医療チームごとのカンファレンス、朝勉強会(週2回)、大学教授や専門家を招いての講演会など多数実施しております。
その他院外での勉強会や講習会へ参加するための旅費と参加費に対する助成も充実しております。
常勤医師数 | 非常勤医師数 | 指導医数 | |
消化器内科 | 3名 | - | - |
呼吸器内科 | 1名 | - | 1名 |
循環器内科 | 2名 | - | 2名 |
外科 | 7名 | - | 5名 |
緩和医療科 | 1名 | - | 1名 |
総合診療科 | 4名 | 1名 | - |
産婦人科 | 2名 | - | 2名 |
泌尿器科 | 2名 | - | 1名 |
整形外科 | 4名 | - | 1名 |
メンタルヘルス科 | 3名 | - | 3名 |
小児科 | 2名 | 1名 | 1名 |
脳神経外科 | 3名 | - | 2名 |
麻酔科 | 2名 | - | 2名 |
放射線科 | 1名 | - | - |
健診センター | - | 1名 | - |
皮膚科 | - | 1名 | - |
合計 | 37名 | 4名 | 21名 |
※指導医:指導医講習会受講済
指導医、上級医、メディカルスタッフが研修をサポートしています。診療科ローテーション中は、1年目の研修医が1診療科に1名までとしているため、指導もマンツーマンで行われます。診療科によっては、1名の研修医に指導医3名などという環境もあります。
当直時も各診療科で待機医がいるため、オンコールによるサポートもあります。
弘前大学、千葉大学、 聖マリアンナ医科大学、川崎医科大学ほか。
研修医がつれづれなるままに書き綴った
「研修医日記」はこちら
6名
第118回医師国家試験受験予定の方、または既に医師免許証取得済みで初期研修未実施の方
令和5年8月10日(木)まで(※必着)
面接・書類選考
面接日:8月22日(火),9月1日(金)
(申込書に希望日程を記入の上、ご提出ください。日程の詳細は個別にメールでお知らせします。)
会計年度任用職員
1年目
月額:544,680円(税込・諸費用天引前)
その他手当支給(期末手当、日当直手当等)
2年目
月額:558,580円(税込・諸費用天引前)
その他手当支給(期末手当、日当直手当等)
月曜日から金曜日の8時30分から17時00分
休日は土、日、祝、年末年始(12月29日~1月3日)
年次休暇/1年次12日、2年次13日
夏季休暇:4日、特別休暇(出産・産前・産後、ボランティア、忌引等)
育児休業、介護休暇、育児短時間労働制度あり
社会保険、厚生年金保険、労働者災害補償保険、雇用保険(退職手当組合加入)
病院賠償責任保険の病院加入あり ※個人加入は任意
単身用・世帯用あり 入居料13,000円/月程度
駐車場あり、病院まで徒歩5~15分
指導医に付いての研修当直(副直)が月4~5回程度
個人ブース設置、医局内オープンスペース
研修費30万円/年上限に助成
和雑誌各種、洋雑誌各種、和書各種、洋書各種
その他Up to date、メディカルオンライン、JDream3、医中誌web
定期健診(年1回)、電離放射線障害防止健診(年2回)、各種抗体検査、予防接種等あり
メンタルヘルスチェック(年2回)
〒034-0093 青森県十和田市西十二番町14-8
十和田市立中央病院 臨床研修管理部 畠山 徹(はたけやま とおる)
TEL:0176-23-5121(内線2350)