〒034-0093
青森県十和田市西十二番町14番8号
TEL:0176-23-5121(代表)
団体名:十和田市
事業名:十和田市立中央病院
平成18年度
平成22年度
当病院は、上十三地域の二次保健医療圏における中核病院として位置づけられており、地域住民の保健・医療の確保に重要な役割を果たしております。
しかし、近年の医療制度改革や医師確保の困難等により、病院経営は厳しいものとなっております。平成17年度の決算見込では、約9億3千万円の経常損失を計上する見込みで、約6億1千万円の不良債務を生ずる見込みとなりました。経費の削減はもちろんのこと、収益の確保についても懸命の努力を重ねてきているところではありますが、平成17年度からの常勤産婦人科医の不在に伴う産婦人科の休診に伴い、より一層、医業収益が減少することとなりました。さらに、平成18年度の診療報酬の大幅な改定により、今後ますます不良債務が膨らむことが予想されます。
このため、市当局とも協議のうえ、経営健全化のための抜本的措置を講ずることとしました。
次に掲げる表は、平成17年度決算における決算見込みの状況であります。これについて平成18年度を初年度として5年間にわたり同表に掲げる目標値を達成しようとするものです。
平成17年度決算見込 | 平成22年度決算目標 | |
---|---|---|
純利益 | 5,405,227 | 7,544,595 |
純損失 | 6,340,862 | 7,533,073 |
純損益 | △935,635 | 黒字計上とする |
不良債務額 | 610,040 | 全額解消する |
(単位:千円)
まず、不良債務解消のための具体的な手段として、市一般会計より通常の繰入金とは別枠で不良債務の解消を図るため、5年で13億円の資金を繰り入れようとするものです。
次に、収益の確保の基本となる医師確保についてですが、青森県が進める医師確保対策事業と密接な連携を図りつつ、当院の病院機能を高め、医師にとって魅力ある病院づくりに努めるとともに、現在の関連大学からの派遣にとどまらず、各大学や民間も含め、積極的な医師確保に努めます。
また、病院自らの経営改善の方策として、地域に生活する人間の視点にたった医療と地域ニーズに即応した専門医療体制の整備、思いやりや温かみのある医療の展開、病院経営の透明化を柱に次に掲げる事項を強力に実施します。
経費削減については、次の点について経営健全化に向けて大きな柱にしようとするものであります。
上十三地域の二次医療圏の中核病院として、地域住民へのサービス向上と病院経営の透明化を図るため、次の事項について取り組んでいきます。
様式第2号のとおり